
人間の体内で合成されるペプチドホルモンにポールセン博士が着目して以来、
フェリング社はペプチド製剤の創薬においてリーディングカンパニーであり続けてきました。
現在では50カ国以上にグループ会社を持つまで、発展を遂げています。
創始者であるポールセン博士が願った未来は、
今でも研究開発の現場に立つひとりひとりの心に息づいています。
ペプチド製剤の創薬で培われたノウハウを、リプロダクティブ・ヘルス、泌尿器科、消化器科の
3つの重点領域で、また内分泌科領域にも活かし、体内の内分泌系に働きかけることで、
バランスを失った状態から健康を回復させる方法を追究し続けています。
多くの製剤が、元々体内にあるペプチドホルモンを基に、作られています。
スイス・サンプレの本社には、開発されたペプチド製剤の分子構造が展示されています。
フェリング社はこれまで、数多くのペプチド製剤を開発し、承認を得てきました。その数は世界的な企業の中でも上位の実績を誇ります。
また、2015年時点の研究開発中のものにおいては他社を圧倒しており、現在もその歩みを止めていません。
製品は世界110カ国で流通しており、2015年には総売上18億ユーロ(約2,000億円)を達成しました。
なお、その内訳はリプロダクティブ・ヘルスが44%、消化器科領域が22%、泌尿器科領域が20%となっています。