ニコール・ナラコット(Nicole Narracott)

ニコール・ナラコット(Nicole Narracott)
04 February 2021 celia

ニコール・ナラコット(Nicole Narracott)

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私は、子どもを授かる能力について、まったく考えたことがありませんでした。不妊症にいたっては、私の脳裏をかすめもしませんでした。学校で教わるのは避妊法だけであり、私の考えが及ぶ範囲はそこまででした。

30代で再びシングルになったとき、それでも家族づくりを始めたいと考えた私は、生涯の伴侶を探しつつ、バックアップ計画を立てておく必要があると感じました。

そこでいろいろと情報を調べ、体外受精にたどりつきました。

単身で体外受精を受けるための紹介状を書いてもらうことについて医師に相談したところ、医師から「あなたは男嫌いなのか」と聞かれました。私は恥ずかしい気持ちで病院を後にしました。

今考えると、医療専門家がそんな質問をするなんてまったく驚きです。

ただ、不妊クリニックの紹介状は書いてもらったので、そこで検査を開始しました。その後すぐに、私は子宮内膜症と診断されました。そして、子宮内膜症は妊娠する能力に影響する可能性があると告げられ、自分が子宮内膜症だと気付かなかったのかと冷たく聞かれました。

私の最初の単身での体外受精は、途中で取り止めになりそうになりました。片方の卵管に水が溜まっていることがわかり、成功率が半分になったことを知った上で継続したいかたずねられました。

それまでに大金をつぎ込み、たくさんのことを乗り越えてそこまでたどりついた結果、それをすべて無にするか、成功率が低くても継続するかという二択を迫られたのです。どちらにするかは考えるまでもありませんでした。

その1回目の治療は流産に終わりました。それでも、次回は体が慣れてきっとうまくいくと思いました。

その後、2回目も失敗しました。

経過診察の際、それ以上検査もせずに、医師からもう子どもは望めないだろうと告げられました。それを聞いて私は打ちひしがれました。

ただ、1つ良かったのは、ある男性に出会ったことであり、私たちは自然妊娠を目指して子づくりに取り組み始めました。私はすぐに妊娠しました。

その子は流産してしまいましたが、1ヵ月もたたないうちにまた妊娠しました。その子も流産し、その後は1年間まったく妊娠しませんでした。その期間中、私は不育症科を紹介され、そこで双角子宮のため手術が必要と言われました。手術の直前に妊娠していることがわかりましたが、翌日その子は流産しました。不育症クリニックでは、なぜ流産が起きたのか理由がわからず、再度流産した場合どうすればよいかということについても助言をもらえませんでした。

妊娠が難しくなってきていたことから、体外受精を行った方がよい、場合によってはドナーから卵子の提供を受ける必要があると言われました。私たちは、まず私の卵子を使って体外受精を行うことに同意しました。その結果、双子を妊娠しましたが、流産してしまいました。その後の診察で、私たちはドナーからの卵子提供を検討し始めるものと思っていましたが、医師からは妊娠しても流産を繰り返すだけになるだろうと告げられました。これは衝撃的な知らせでした。

その後、私たちは代理母出産と養子縁組という別の方法を検討し始めました。その一方で子づくりも諦めずに続け、9ヵ月後に自然妊娠しました。その子もやはり流産し、その時点で私はこれ以上同じことを繰り返すのは耐えられないと思いました。それから数ヵ月間は悲しみにくれましたが、その後、2人で話し合って養子縁組を申請することに決めました。そしてつい先日許可が下り、現在は条件の合う子が見つかるのを待っているところです。

私は、こうした取り組みの過程で出会った医師や医療スタッフから非難されたり、心ない言葉を投げかけられたりしてきました。私が独身女性であることや、それでも母親になるのを諦めようとしていないこと、また、自分が子宮内膜症と気付かなかったことを非難されました。

私は自分では判断できないようなことを1人で決めなければならず、検討すべき十分な情報や選択肢が与えられませんでした。自分の子どもはつくれないだろうと言われましたが、その理由は教えてもらえませんでした。結局、流産の理由はわかりませんでした。また、現在NHSの対象とはなっていないが自費で受けることはできた検査についても知らされませんでした。

私は、今後、不妊症の問題を抱える人や赤ちゃんを亡くした人が黙って1人で苦しむことがないようにしたいと思っています。

また、再発性流産など、高いアンメット・ニーズがある領域について、もっと研究が進んでほしいと思います。

そして、人々が家族づくりに向けたすべての選択肢を検討し、できることはすべてやったと確信できるようにしたいと思います。

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